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ぶっちゃけこまち寮 【第二回】 ルームメイト(生活編・with留学生)

前回に引き続き、過去記事のUPです!

 

こんにちは、伊達です!
先日たつをから始まったこまち寮特集、第二弾!
ルームメイトとの生活・春秋留学生編いきます!
おそらく多くのAIUを目指すもしくは入学されるかたはこのパターンが基本と考えいらっしゃることでしょうが、
ズバリ言わせていただこう。春セメ秋セメともに正規留学生と生活するのは…

めっちゃ稀です(笑)

僕の場合ちょっとルームメイトが特殊だったからかもしれませんね。(いろんな意味で)

ボクはこまち寮の新館と呼ばれるところに住んでいます。いまだに新館要素は見つかりません。 その辺は次回以降詳しく…
四月、秋田での新生活に期待と不安を胸にやってきて緊張しながらこまち寮へと入っていきました。
留学生と相部屋か… どんな人だろう… 英語全然話せないし… などと不安だらけの一方、
外人と共同生活とかなんかオレすごくね? イケメン長身爽やか男性と仲良しになって他の大学生にはできない生活送って自慢してやるぞ! といった邪心も交えながら新生活を楽しみにしていました。
期待に胸を躍らせ開けたこまち寮の自分の部屋のドア、そこにはすでに先客が…!
「何人なんだ…? 西欧系のイケメンであってくれ…!」そう思いながら目を開けた先には、

どっからどうみても100%中国人であろうとてもとても大きな方がいました。

「やべえええええええ 中国人!???????? まじすか!うそでしょ! 英語はなせんの!? 日本語通じる!? 意思疎通できなくね? え、やばくね!?」
とあまりにも予想外で動揺しまくったのは記憶に新しいです。(笑)

部屋入るなり彼は英語で話してきました。うん、全然わかんない(笑)いやだって英会話とか!高校のALTの授業でお遊びみたいなのしかやったことないんだよ!?無理無理! そんなのバットの振り方だけ教わって「明日からお前は巨人の四番だ」て言われるぐらい無理!(笑)ということで頭の中で必死に英作文して無茶苦茶な英語話しながらジェスチャーをメインにコミュニケーションとりました。
まず自己紹介、名前が聞き取れん。(笑) 開始早々致命傷を負いました。
取り敢えず蔑ろにして、話題は出身地へ。

「I'm from San Francisco.」 

はぁ?

いやいやなに言ってんの!? お前なに言ってんの!? これが噂のアメリカンジョークか!?
君がサンフランシスコ出身と言うのはペリーが来航して「私は薩摩藩出身だ」と主張してるくらい無理がある。
かろうじて聞き取った内容によると中国系アメリカ人らしい。アメリカ人というとブルース・ウィリスとかデーブ・スペクターみたいなの想像してたもんだからステレオタイプって怖い。

そんな感じでいきなりかなりの動揺をかかえながら始まった大学生活でした。
ここから彼との生活の話していきます。(メインテーマこっからじゃね?)
まず日常会話ですが、基本英語です。なぜか? 彼は全くといっていいほど日本語が話せないからです。 
そこで彼は言う。
「I'll help your English improvement.」的なことを。いや、それは全然嬉しいよ? ありがたいけど、
彼、自分の日本語を成長させる気ないような…(笑) 
十か月ほどの生活で彼から聞いた日本語と言えば「めんどくさい」「しょうがない」「ちゃらい」「おこて(起こしてと言いたかったようだ)」ぐらいでしょうか(笑)
てなわけで英語で話すんですけど、
なんか彼の英語さ、早くね?(笑) 
いや多分僕の英語力がしょぼかったていうのがあると思うんですけど、他の人と比べて聞き取りづらかったです。なのでよくわからないときは「Okay, okay」とか「Yeah.」とか言って適当に流していました(笑) でもたまに質問されているときがあるんですけど、そこでぼくが「Yeah.」とかいうもんですから拍子抜けですよね。 英語頑張らなきゃって思いましたね。
次に起床就寝の話ですが、予想通り、彼は圧倒的な夜型でした。
基本的に部屋にいないんです。キャンパス内うろちょろしてます。そのせいか彼はAIU内で知らない人はいないんじゃないかってくらい有名人でした(笑) 帰ってくるのは基本的に不定期で、日付変わったころが多かったような気がします。でも彼気配りできるんですよね。ドアをそーっと開けたり、電気つけなかったり。でもね、ベッドにあがるときその巨躯のせいか僕のベッドで震度3程度の揺れを観測するんですよね。
それで朝は確実に起きてきません。 昼頃授業終わって部屋に帰ると、
「Shit! I missed a class!」と一言。
そりゃそうだ。昼の二時過ぎまで寝てりゃほとんど終わってるわ。
あと生活習慣の違い?で驚いたことと言えば、
・風呂はいんない。シャワーは基本的に突然帰ってきてスッと浴びてスッといなくなる。まさにshower(にわか雨)ですね。 
・シャンプーなどの容器が散乱していて風呂場が化学実験室みたいになってる。
・食器洗わない。彼時々部屋で見たことないような食べ物食べていたんですが、食器がそのまま。地獄絵図でした。
・服を洗濯していたのが五回くらいしかみたことない。まあ部屋干ししないんでこっちは気をつかわなくていいんですが。毎回黒のパーカーなんだけど服それだけなのかな?って思ってました。

ちなみになぜ彼と2セメスター続けて生活したのか。彼は僕が入学する前からいたんで春セメ終わったら帰国する予定だったんです。
がしかし、however,but, nevertheless,
春セメ終了間際のある日、
「Good news, I extended one more semester.」

え、まじで?
すっかり秋からは一人部屋ライフ始まると思ってたんで衝撃でしたね。(笑)てことで秋セメも彼との共同生活でした。
まあ書き出したら止まらないくらい彼との生活での話のネタはあるわけですが、別にもう無理!とか思ったことは一度もありませんでした。時々なんでこんなことするんだろうとか思うこともありましたが、異文化の人で、そして僕とは別人だからそれは当たり前と思えば全く気になりませんでした。結構気配りは上手でしたし、優しかったり、宿題手伝ってくれたり、TOEFLで550超えたらびっくりするほど喜んでくれたり(笑)いい面も沢山垣間見ることができました。僕が英語できないのであまり会話は多いとは言えませんでしたが、彼との生活を通して貴重な経験できたと思ってます。
秋セメが終わり、彼は母国へ帰っていきました。僕が北海道へ帰るとき、見送ってくれました。
不思議なことに、あまりさみしいとか悲しいとか感じませんでした。

なぜか? そう、彼は戻ってくるのです。
このAIUへ。大学院生として戻ってくる予定だと、彼は言っていた。
てことは数か月後には再会する可能性大です。
いやもう、最後まで驚かせてくれますね、まさか戻ってくるとは(笑)あと部屋に謎の遺品(傘と甚平)残していったり。
数か月後彼はどうなっているのか楽しみですね。

少し長くなりましたが、こまち寮での留学生との共同生活ということで僕の体験談書かせていただきました。もちろん留学生みんなこんな感じってわけではありません。これから入学される方、どんな人と一緒になるか、楽しみにしててください。